西表島でレンタカーを借りる前に知っておきたいこと

面積約290平方キロメートルにも及ぶ大きな島、西表島。島内を観光する際はタクシー、路線バスも使えますが、せっかくなら行きたいときに行きたい場所に行きたい！と思う方がほとんどではないでしょうか？
初めて西表島に来る観光客の方々が「どこでレンタカーを借りたらいいの？」「レンタカーでどこに行けるの？」このような疑問に直面すると思います。

今回はこのような質問にお答えしながら、西表島で運転する際の注意事項なども合わせてお届けします。西表島観光を楽しむ上で必須なレンタカーについて事前に知ることで、旅の満足度が120%になること間違いなしです。

西表島のレンタカー事情

レンタカーの予約は取った方がいい？

西表島のベストシーズンである7月と8月には日本だけでなく、世界各国から非常に多くの観光客が島を訪れます。海や滝、カヤックなどのアクティビティーはもちろんですが、レンタカーも予約でいっぱいになってしまうこと多いので、西表島に行く日が決まっていてレンタカーが必要な場合は、なるべく早めにレンタカーを予約することをお勧めします。

夏の時期は1ヶ月前に予約しないとレンタカーを借りることができないということもありますので、前々からの計画をしておくことで、安心してレンタカーを借りることができ、西表島をエンジョイすることができます。

また事前に予約することで、船が到着する時間に合わせてレンタカー会社のスタッフが港まで迎えに来てくれます。港から少し離れたところにあるレンタカー会社もあるので安心のサービスです。（ほとんどのレンタカー会社が利用日の3ヶ月前から予約を受け付けてくれます。）

どれくらいの値段ででレンタカーを借りられるの？

レンタカーを借りる際の値段は、車の種類やレンタカー会社にもよりますが、24時間の大体の相場は、軽自動車が約5,000円、乗用車（コンパクトカー）は約7,000~10,000円、ワンボックスカークラスになると約12.000円になります。免責保証料や西表島島内で乗り捨てをされる方はプラスでお金がかかることもしっかりと覚えておいてください。

レンタルバイクもおすすめ！

西表島の爽やかで爽快な風を切りながらの運転。想像するだけでも楽しくなってきませんか？遠くに見える石垣島、マリンブルーの海、サンサンと輝く太陽。晴れた日のバイクツーリングは本当に最高です！

レンタカーショップ情報

みなとレンタカー

上原港から徒歩1分の距離に西表港運上原SSというガソリンスタンドがあり、そちらで車とバイクをレンタルすることができます。レンタル部門はみなとレンタカーです。こちらのお店はガソリンスタンドと併設しているので、返却する際にガソリンを満タンにするのも一緒にできるのが便利です。

働いているスタッフの方々は皆さん親切でとてもフレンドリーなので、わからないことは迷うことなく質問してみてください。きっと笑顔で色々と島の情報なども教えてもらえます！

みなとレンタカー　電話番号：0980-85-6561

西表島で車やバイクを運転するということ

イリオモテヤマネコに注意して安全運転で！

西表島は絶滅危惧種のイリオモテヤマネコ（環境省第４次レッドリスト）が生息していることで有名です。多くの観光客や旅人が『もしかしたら会えるかな？』と期待をしながら西表島を観光するのではないでしょうか？

現在のイリオモテヤマネコの生息数は約100頭で、悲しいことに年々減少しているのが西表島の現状です。1978年以降はなんと40匹以上ものイリオモテヤマネコが交通事故に遭っています。彼らの生息を脅かす大きな原因の一つが人間が運転する車との交通事故です。またイリオモテヤマネコが交通事故にあうケースが過去最悪のペースで増加し、仔ネコや妊娠中のヤマネコも事故に遭ってしまうことも多々あります。

貴重な西表島の動物たちを守るためにできること。

• 島の制限速度である時速40キロを守り、集落の中は時速30キロで走行すること。
• イリオモテヤマネコがよく出現する場所を知ること。
• イリオモテヤマネコ飛び出しの標識があるところではより注意して運転すること。
• 事故が発生した場合はヤマネコ緊急ダイヤル（0980-85-55810) に連絡し指示を仰ぐこと。
• ヤマネコを発見、目撃した際は西表野生生物保護センターに連絡すること。

これらを意識することや知っておくだけでも多くの野生動物の命が守られます。西表島を訪れて車を運転する際はぜひこのようなことを覚えておいてください。一人一人が意識するだけで絶滅の危機に直面している数少ない貴重なイリオモテヤマネコを守ることができます。

ガス欠にも要注意！

沖縄県では２番目に大きい西表島、ガス欠には注意です！
西表島は沖縄本島に次いで２番目に大きく、東部から西部まで約53kmもあり、急にガソリンを入れたい！と思っても簡単に入れることはできません。

もし上原から大原に行って返ってくる場合には、大原港の近くのガソリンスタンドで満タンにしておくことが良いでしょう。ガス欠で動けなくなってしまってもJAFは来てくれませんし、大原と上原の間には残念ながら一軒もガソリンスタンドがないので、万が一のためにしっかりとガソリンを補給しておくことが大切です。

ぜひこれらのことに気をつけながら、西表島の大自然を120%エンジョイしてください！

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