西表島入門 -基礎知識編-
目次
西表島の基礎知識
西表島といえばイリオモテヤマネコ、南国、ジャングル…などなど様々なイメージをお持ちのことと思いますが、国内最大の面積を誇るマングローブ林の「仲間川天然保護区域」として国の天然記念物に指定されていることなど、実は詳しい場所や気候のことは知らない方が多いのでは?
今回はそんな方のために西表島の場所・気候・地形等の基礎知識をお伝えいたします。
西表島への行き方について
西表島には飛行場がないので、石垣島まで飛行機で行きます。多くの航路がありますが、東京、大阪、名古屋は直行便があり、那覇経由でも来れます。
また、石垣島港離島ターミナルからフェリーに乗って40~50分で到着します。
離島ターミナルの詳細はこちら↓
八重山諸島への玄関口!石垣港離島ターミナルとは?
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西表島のエリアについて
西表島東部は大原・豊原・大富・古見・由布島・高那の地区を指します。西表島東部の玄関口は大原港。大富は仲間川のほとりに広がる。古見は古い歴史を持つ。水牛車で渡る由布島は島全体が植物園。
また、西部上原行きが欠航した場合に西表島へは東部の大原港のみが島の玄関口となる。
*観光地が多い上原港宿泊の方は送迎などがあるホテルが多いです。
西表島西部というと船浦・上原・中野・住吉・浦内・干立・祖納・白浜・船浮の地区を指します。
上原:西部の玄関口は上原港。上原港周辺はスーパーや飲食店・民宿などが観光名所が多く賑やかな地区です。
中野:中野の宿のまるまビーチはプライベートビーチ状態で満喫できます。
住吉:星砂の浜があり食事処も多くあります。
浦内:沖縄県最長の浦内川が流れています。
干立:昔からの集落で落ち着いたたたずまい。
祖納:郵便局や診療所や星空スポットがあり、西表島西部の中心的役割を果たしてきた集落です。
白浜:西表の東西を結ぶ道路の終点です。更にここから船でしか行けない、陸の孤島・船浮があります。
西表島のロケーション
西表島は東京からおよそ南西に約2,100km、日本で最も西に位置する八重山諸島を構成する島の一つです。緯度は北緯24度で大体台湾の台中市とほぼ同緯度で、そのまま地球を一周するとアフリカ大陸のサハラ砂漠のど真ん中やアメリカ・フロリダ半島のマイアミ市より少し南の位置を通る事になります!
西表島から台湾の東側までは約200km、一方で同じ沖縄県内の沖縄本島の那覇市までは約430kmという国境のすぐ近くの島になっております。西表島でラジオのスイッチを入れると、ほとんどが台湾の放送(もちろん中国語!)ばかりが飛び交っており、日本語の放送を見つけるのに苦労するほど…!
まさに日本であって、日本ではないとも言える非日常の南国リゾート地『西表島』です。
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西表島の季節と気候
気候
西表島の気候の特徴は、黒潮の影響で夏場は蒸し暑く、冬は大陸からの高気圧の影響で北東の風が強いことです。年間平均湿度は82%と非常に高く、夏のジャングルはまさに映画で見るようなジャングルから蒸気を出している光景が見れるかも…
年間降水量は2,500mm程で5月、6月の梅雨期と8月~10月の台風襲来のシーズンには雨が多くなります。
台風時についてはこちら↓
石垣島の台風に備えよう!
気温は年平均23.3度と非常に暖かく、4月~11月頃までの8か月間は月平均気温が20度を超えます。なんと12月でもセミの声が聞こえることもあります。まさに『亜熱帯』西表島というべき気候ですね!しかし日光は強く全体的には暖かいものの、気温自体は最高でもせいぜい33度ぐらいで、本州の様に40度を超す様な気温になる事はありません。
また、昼と夜の気温差が小さく、年間平均でも約5度と一日通して気温があまり変わらないため、過ごしやすい気候なのが西表島のいい所。真冬の1月、2月はさすがに半袖では寒く感じられるくらいまで気温が下がり、時には10度ぐらいまで下がる日もあります。
西表島の現地の人にしかほとんど知られていない事ですが、本当に寒い日は河口や海の浅瀬で、熱帯魚が寒さに耐えられず仮死状態となって浮いてくる事があります。西表島の人はそれを見越して、魚を拾いに海に出ることもあるとか。西表島に住む人々の冬だけの特権ですね。
とは言っても、霜が降りるほど寒くはならず、特別寒い日以外はウエットスーツを着れば冬でもシュノーケリングができてしまいます。
冬でもできる西表島のシュノーケリングの詳細とプラン一覧はこちら↓
季節
西表島を楽しめるのは必ずしも、夏だけという訳では無いんです!"東洋のガラパゴス"といわれる程多種多様な動植物のいる西表島では、冬や台風シーズンであっても、植物の開花や昆虫の出現時期、鳥の渡りや繁殖など、そのシーズンにしか見られない生き物が沢山います。
西表島のリピーター様の中には、あえて前回と時期ずらして来ることで、様々な楽しみ方をされている方もいます。
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石垣島旅行のベストシーズンはいつ?
西表島の日照時間
西表島を訪れると、日が長い事に驚くと思います。特に6月、7月は7時30分ごろが日没の為、8時を過ぎても真っ暗にならない事もあります。
西表島は日本の最西端地方になるため、実は時差(?)があるのです!西表島も本土と同じく、標準時間を採用しているのでもちろん時刻は同じですが、立地的には大体日本の標準時間を決めている兵庫県の明石市から約45分程ずれている計算になります。
日の出が早く、日没が遅い南国のリゾート地、西表島を十分に楽しめる時間になっているといえますね。
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⇒西表島の日の出を楽しめるアクティビティならこちら
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交通
西表島での交通手段はレンタカー、タクシー、バス、レンタサイクルが主な交通手段になります。自由度の高い、レンタカー、レンタサイクルはすぐに予約が埋まってしまうため、事前予約が必須です。
西表島の路線バスは、東部の豊原から西武の白浜までの東西を結ぶ県道を走っています。主な集落や観光地のバス停(23箇所)以外でも手をあげて合図すると乗車できる「フリー乗降制」もあり、観光客向けに1日/3日乗り放題乗車券もあります。
バス
・料金:130円~1,280円(乗車区間により異なる)
・本数:1日4往復
・問合せ先:西表島交通(0980-85-5305)
タクシー
タクシーは大原港にいりおもて観光と西表島交通の2社があるが、台数が少ないので、事前予約が必要。
・いりおもて観光:0980-85-5333
・西表島交通:0980-85-5303"
フェリー
石垣島の離島ターミナルから出発。西表島の高速船の港は、東部の大原港と西部の上原港の2つ。乗り間違えのなようにご注意下さい。
上原港航路
料金:大人片道2,060円、往復3,910円、小人片道1,030円、往復1,960円
所要時間:片道約45分
時刻表:フェリー運行状況をご確認ください
※上原行き航路が欠航の場合は上原行きの乗船券を購入して大原行きに乗船すれば大原港⇔上原港の無料で送迎バスを利用できます。
フェリーについてのQ&A
Q:乗船券はどこで買えばいいですか?
A:石垣島離島ターミナル内にある各船会社の窓口で購入します。個人なら予約は不要で、当日購入が可能です。また、往復の場合は割引があるため、往復で購入するのがおすすめです。
Q:どこから乗ればいいですか?
A:船の乗り場は待合ロビーの電光掲示板に表示されます。出発時刻の10分前までには乗り場に着くようにしましょう。また、船内は冷房が効いているので必ず肌着を持っていく事をおすすめします。
Q:荷物を預けるところはありますか?
A:石垣島離島ターミナル内にはコインロッカー(大:500円、中:400円、小:300円)が正面玄関ほか3ヶ所あります。また、各船会社でも有料で預かってくれます。
Q:船酔いしやすいのですが?
A:酔いやすい人は念のため酔い止め薬を飲んでおくことをおすすめします。海の様子によっては揺れる場合があります。また、乗船する場合はなるべく船の中央から後方の席に座ることをおすすめします。
Q:石垣島でレンタカーを借りているのですが、駐車場は有りますか?
A:石垣島離島ターミナルやその周辺には有料駐車場が7ヶ所あります。
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イリオモテヤマネコ
西表島はイリオモテヤマネコをはじめ多数の野生生物が生息し、亜熱帯の大自然が色濃く残る島です。海・山・川などでのここでしか体験できない遊び、楽しみ方がたくさん有ります。
レンタカーで島内を走れば豊かな自然を存分に体感満喫できます!しかし近年車のスピードの出しすぎに寄る交通事故が発生しています。十分ご注意くださいね。
西表野生生物保護センターというイリオモテヤマネコの保護拠点として整備された施設があります。怪我をしているまたは死んでいるヤマネコを見つけたらお電話をお願いします!
電話番号:0980-85-5581(365日 24時間)
交通事故多発警報発令中!島内を運転する方にお願い!
・交通事故の危険性が高いところには看板が設置されています。看板が設置されている道路を走行する際は特に注意して下さい。
・行動が活発になる夜明けと夕暮れ前後の時間帯は特に注意して下さい。
・突然の飛び出しに注意して下さいね。運転速度は集落内30km/h、島内40km/hでお願いします。
【もしもの時にはこちらにお電話を】
・東部大原診療所…0980-85-5516
・西部診療所…0980-85-6268
・大原駐在所…0980-85-5110
・上原駐在所…0980-85-6510
・白浜駐在所…0980-85-6110
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イリオモテヤマネコを見ることが出来る!?
地形・地質
地形
西表島は周囲が約130km、面積は284ヘクタールと大体東京23区の半分くらいの大きさで、沖縄県では沖縄本島についで2番目に大きい島です。形は南北に約20km、東西に30kmのひし形のような形をしています。
西表島は平地が少なく、ほとんどが山岳地帯で、島の中央部分に西表島最高峰の古見岳(標高469m)があり、300m~400m級の山々が連なっています。その山々を分けるように大小あわせて約40本の川がサンゴ礁の海へと流れ、中でも浦内川は長さが約18kmと沖縄県でも最長の河川です。降水量が多く、島の約90%が亜熱帯植物の木々で覆われた西表島の水はきれいでかつ豊富な水量を保っています。
地質
西表島の地質の大部分は砂岩、れき岩などからなっています。砂岩層の中からはなんと、シイ、カシ、シロダモ、クスノキなどの亜熱帯植物や貝類などの化石が見つかっており、昔の西表島も今と同じような気候だったことがうかがえます。
西表島の地層からは、約1000万年前につくられた石炭層も見ることができ、明治時代から戦後にかけて、石炭の採掘が行われた歴史もあるそうです。
また、西表島に2つある港の内の一つ、上原港付近では琉球石灰岩と呼ばれる琉球層群を見ることができ、それらが形作る大小のいくつかの鍾乳洞を見ることもできます。夏でもひんやりの鍾乳洞を是非体験してみては?
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ATMについて
西表島では現金決済が多い為、いつもより現金を多めにお持ちくださいね。万が一現金が足りなくなった際はATMで出金を!
西表島のATM一覧
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- 西表大原郵便局:
営業時間=平日 9:00~17:00
ATM=平日 8:45~18:00
土日休日 9:00~17:00
- 西表大原郵便局:
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- 西表島郵便局:
営業時間=平日 9:00~17:00
ATM=平日 8:45~19:00
土日休日…9:00~17:00
- 西表島郵便局:
- JAおきなわ西表東部
ATM=平日 9:00~16:00
まとめ
いかがでしたか?西表島についての豆知識は増えましたか?もっと色々知りたい方は、西表島現地ネイチャーガイドと一緒に現地の話を聞きながら西表島のツアーを回る事ををお勧めします。
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