”東洋のガラパゴス”西表島の滝とは?
大自然が魅力の西表島には大きな滝が多くあります。大秘境の中にある滝が多く、滝へ行くまでにトレッキングや山歩き、カヌーなどが必要になります。ここではそれぞれの滝の特徴や行き方、また注意点などをご紹介します。
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西表島と滝
西表島は沖縄本島から約440km離れた島であり、沖縄県の中では本島に続く面積があります。しかし島の約9割がジャングルとなっており、空港はありません。島内には自然を満喫するアクティビティが多いのですが、カヌーやトレッキングで滝を目指すツアーが人気です。滝は他にはないような大規模の物が多く、滝へ行く途中もマングローブを抜けていくなど、普段できないような体験をすることができます。
浦内川沿いの滝
まず浦内川沿いで見ることができる、大秘境にある滝を二つご紹介します。行き方は同じなので、全く違う顔を持った滝を両方堪能することができます。
マリユドゥの滝
特徴
マリの語源は廻ることであり、滝から落ちた水が回る様子から名づけられています。日本の滝100選に選ばれており、2段にわかれているのですがそれぞれ落差は20メートル以上ある雄大な滝となっています。また滝壺は130メートルあり、西表島ならではである、亜熱帯特有の植物を見ることができます。
⇒マリユドゥの滝の詳細はこちら
行き方
マリユドゥの滝では滝のある浦内川の遊覧船に乗って上流へ進みます。この船は浦内川ジャングルクルーズと呼ばれており、上流の船着場まで約8キロの旅を楽しむことができます。所要時間はおよそ30分で、船長が周辺の植物や西表島のことを話してくれるので十分に堪能することができるでしょう。
川の流れは穏やかであり子供連れであってもそのような心配はほとんどありません。しかし突然の横殴りの雨が降ることもあるので、レインコートなどを用意しておくと良いでしょう。船からは熱帯地方特有のマングローブを身近で楽しむことができます。遊覧船以外にも季節によってはカヤックを楽しむこともできます。
船着き場へ着くと滝までは山道を進むことになります。ほとんど整備のされてない山道であり、運動靴など動きやすい格好をする必要があります。山道であり岩や根が出ている場合があるので、十分に気をつけて歩く必要があります。小学生でも歩くことはできますが、十分に気をつける必要があります。
30分ほど歩くと、マリユドゥの滝見える展望台へ着きます。船着き場からおよそ1.5 km の距離ですが、歩きづらい山道のため大人が全く休まずに30分ほどかかる距離です。
カンビレーの滝
特徴
カンビレーの滝は神の座を意味することから名前が付けられています。高低差はあまりないのですが長さが200 m と非常に大きな幅があり大迫力の風景を楽しむことができます。マリユドゥの滝と違って、展望台から見るだけではなくすぐ間近まで行くことができます。目の前で水が流れる姿を見られます。
⇒カンピレーの滝-の詳細はこちら
行き方
カンビレーの滝は、マリユドゥの滝のさらに奥にあります。マリユドゥの滝が見える展望台から、さらに15分、0.6kmの場所に位置しています。マリユドゥの滝を見て、まだ余裕のある方はカンビレーの滝まで足を延ばすとよいでしょう。
それぞれの滝へ行くときの注意点
マリユドゥの滝もしくはカンビレーの滝へいくためには遊覧船に乗る必要があります。必ず考えていただきたいのは帰りの遊覧船の時間を確認することです。時間によってはカンビレーの滝まで足を延ばすことを諦めることを考えないといけないこともあります。
何の滝へ行くにも、道が舗装されているのは船着場周辺だけです。場所によってはいわや枝などがむき出しになっているので、 十分に気をつけて歩く必要があります。また滑りやすいので運動靴など動きやすい格好をすることをお勧めします。
西表島の天気は変わりやすいため、レインコートなどの準備もしておいた方が良いでしょう。遊覧船内は屋根がついているのですが、横殴りの雨であればどうしても濡れてしまいます。
生き物を観察する
滝へ行くまでの道は、植物だけでなく天然記念物に指定されているような多くの生き物達がいます。見るぶんには問題ないのですが、持って帰ってくることはできませんので十分に注意をしてください。滝へ行くまでの道のりでも、十分に西表島ならではの自然や生物などを楽しむようにしてください。
ピナイサーラの滝
沖縄県最大の滝として有名なのがピナイサーラの滝です。高さが54 M もあり、他の滝ではなかなか味わえないような迫力感があります。ピナイサーラとは下がったものという語源があるのですが、まさにその通りの姿なのです。
⇒ピナイサーラの滝の詳細はこちら
特徴
テドウ山から流れているヒナイ川の中程にある滝で、垂直に流れています。落差は沖縄県で最もある54メートルで、幅は200メートルあります。西表島には数々の滝がありますが、ダイナミックさではピナイサーラの滝がおすすめです。周辺は亜熱帯性の植物で囲まれており、マングローブを楽しむことができます。滝は海側を向いており、船浦橋から眺めることもできます。
西表島には様々なトレッキングスポットがありますが、その中でも1,2を争う人気コースとなっているのがピナイサーラの滝です。滝は見るだけでなく、滝壺で水遊びをすることもでき、家族連れにも人気です。
行き方
ピナイサーラの滝へ行くには、浦内川のように遊覧船はなくヒナイ川をカヌーで進むしか方法はありません。しかしカヌーは初めての方でも難しいものではなく、強い流れもないのでどなたでもチャレンジすること出来ます。川はマングローブに囲まれており、カヌーであればマングローブの下に入ることもできるため、遊覧船ではできないような体験をすることができます。
また初心者の方であれば、ピナイサーラの滝へ行くツアーがあるので利用をお勧めします。インストラクターの方がカヌーの使い方、 マングローブの説明などをしてくれます。夏は混みますが、冬は比較的ツアーはすいており、インストラクターの方がマンツーマンでついてくれることもあります。
カヌー、トレッキング
トレッキングやカヌーもピナイサーラの滝へ行くときの楽しみのひとつです。およそ40分のカヌーと、30分のトレッキングでピナイサーラの滝壺まで到着するコースとなっています。マイナスイオンを感じながら、普段見ることのできないような亜熱帯の植物や生物、またきれいな景色をお楽しみください。
ナーラの滝
階段状になっている滝として有名なナーラの滝は、水しぶきを最も感じることのできる滝です。
⇒ナーラの滝の詳細はこちら
特徴
ナーラ川の上流にあり、階段状になっている岩肌に水が常にあたるためダイナミックさを感じます。またまっすぐ落ちている滝とは違った魅力があります。
行き方
他の滝と違うのは、森の奥深くに位置しており行くまでが大変な滝です。ナーラの滝を目指すには1日かかりでいく準備が必要となります。初心者には難しい滝ですが、たどり着いたときの達成感は他には代えがたいものがあります。
まとめ
西表島は、島の約9割がジャングルであり、長年培った自然がそのまま残っています。また様々な滝があり、途中トレッキングやカヌーなどを楽しみながら滝へ向かう観光客が増えています。ツアーがあるので、カヌーやトレッキングが初めての方でも心配なく楽しんでいただけるでしょう。途中でマングローブや、ここでしか生息していない生物に会うこともできます。
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