西表島の絶滅危惧種一覧|イリオモテヤマネコをはじめとする固有種・天然記念物を徹底解説
目次
西表島の絶滅危惧種・固有種・
天然記念物をざっくり解説

西表島には、イリオモテヤマネコをはじめとする絶滅危惧種・固有種・天然記念物が数多く生息しています。
この記事では、西表島の希少な生き物の一覧と、イリオモテヤマネコが絶滅危惧種になった理由・私たちにできる対策をわかりやすく解説します。
◆自然保護のルールを確認しておきたい方
◆西表島の絶滅危惧種などについて知りたい方
◆ジャングルトレッキングツアーに興味がある方
西表島の絶滅危惧種一覧

西表島は、日本国内でも屈指の生物多様性を誇る島です。
亜熱帯の豊かな自然環境が手つかずで残っており、本土では見られない希少な生き物たちが今もたくましく生きています。
イリオモテヤマネコ

西表島の象徴ともいえる野生のネコです。1965年に発見され、世界でも西表島にしか生息していない固有種でもあります。
推定生息数は約100頭前後とされており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧IA類(ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高い種)に指定されています。
夜行性のため目撃情報は少なく、その神秘的な姿はジャングルの奥深くに隠れています。
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カンムリワシ

頭部の冠羽が特徴的な大型の猛禽類で、沖縄県の県鳥にも指定されています。西表島と石垣島を中心に生息しており、国の特別天然記念物にも指定された非常に希少な鳥です。
推定生息数は西表島・石垣島合わせて200〜300羽程度とされており、交通事故や農薬による二次中毒が個体数減少の原因として挙げられています。
セマルハコガメ

甲羅の腹側(腹甲)を閉じて体をすっぽり収納できる珍しいカメです。西表島・石垣島・与那国島などの八重山諸島に生息しており、国の天然記念物にも指定されています。
生息地の開発や外来種による捕食圧、ペット目的の密猟などが個体数減少の要因とされています。
リュウキュウヤマガメ

琉球列島の固有種で、西表島・石垣島・奄美大島などに分布する陸生のカメです。山地の森林に生息し、落ち葉や土の中で生活しています。
国の天然記念物に指定されており、生息地の減少やロードキル(交通事故)・外来種による捕食が脅威となっています。
ヤエヤマオオコウモリ

翼を広げると最大80cm以上にもなる大型のコウモリで、八重山諸島に生息する固有亜種です。果実や花の蜜を食べる果実食性で、森の種子散布を担う重要な存在でもあります。
生息地の森林減少や狩猟の影響を受けており、絶滅危惧種に指定されています。
サキシマキノボリトカゲ

八重山諸島に生息する固有種のトカゲで、木の上を素早く移動する姿が特徴的です。鮮やかな緑色の体色を持ち、西表島の森の中でよく見かけることができます。
生息環境の変化や外来種の影響を受けており、個体数の監視が続けられています。
ヤエヤマヒルギ(マングローブ)

西表島は日本最大級のマングローブ林を有しており、ヤエヤマヒルギはその代表的な樹種です。
河口や干潟に広がるマングローブ林は、多くの生き物の産卵場所・育成場所として機能しています。
開発による干潟の埋め立てや水質汚染が脅威となっており、保全活動が進められています。
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西表島の固有種一覧
島にしか生きない命たち

西表島には、この島でしか見られない固有種が数多く存在します。
長い年月をかけて独自の進化を遂げた生き物たちは、西表島の自然の豊かさを象徴する存在です。
固有種と絶滅危惧種の違いとは?
「固有種」とは、特定の地域にしか生息しない種のことを指します。
一方「絶滅危惧種」とは、絶滅の危機に瀕している種のことで、固有種であっても絶滅危惧種でない場合もあります。
ただし、西表島の固有種の多くは生息範囲が極めて狭いため、環境の変化に非常に弱く、絶滅危惧種と重なるケースが多いのが現状です。
西表島の固有種の数と主な種類
西表島を含む八重山諸島には、数十種に及ぶ固有種が確認されています。
動物では先述のイリオモテヤマネコやサキシマキノボリトカゲ、植物ではイリオモテラン・ニシオモテカンランなどが代表的な固有種です。
西表島が2021年に世界自然遺産に登録された背景にも、こうした固有種の豊かさが高く評価されたことがあります。
ぜひ訪れる際には、その多様性を肌で感じてみてください。
西表島の天然記念物一覧

西表島には、国や沖縄県・竹富町が指定する天然記念物が複数存在します。
これらは法律によって保護されており、許可なく採取・捕獲することは禁止されています。
国指定の天然記念物
国が指定する天然記念物としては、イリオモテヤマネコ・カンムリワシ・セマルハコガメ・リュウキュウヤマガメなどが挙げられます。
これらはいずれも特別天然記念物または天然記念物として文化庁が指定しており、手を触れることも違法となります。
西表島を訪れる際には、こうした生き物に出会っても決して近づきすぎず、遠くから静かに観察するよう心がけましょう。
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県・市指定の天然記念物
沖縄県や竹富町が独自に指定する天然記念物も存在します。
西表島のマングローブ林(ヒルギ林)や特定の植物群落などが対象となっており、地域レベルでの自然保護が進められています。
これらの天然記念物は、西表島の生態系を支える重要な存在です。観光で訪れる際も、自然環境への配慮を忘れずにいたいですね。
イリオモテヤマネコはなぜ
絶滅危惧種になったのか?

イリオモテヤマネコは発見からわずか数十年で、深刻な絶滅の危機に瀕しています。
その背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。
生息数はわずか約100頭
イリオモテヤマネコの推定生息数は約100頭前後とされており、これは世界の野生ネコ科動物の中でも最も少ない部類に入ります。
繁殖率が低く、1回の出産で1〜2頭しか産まないため、個体数の回復が非常に難しい状況です。
環境省のレッドリストでは最も深刻なランクである絶滅危惧IA類に分類されており、早急な保護対策が求められています。
生息地の減少・交通事故・外来種が脅威に
イリオモテヤマネコが絶滅の危機に追い込まれた主な原因は3つあります。
1つ目は、道路建設や農地開発による生息地の減少です。
行動範囲の広いヤマネコにとって、森林の分断は致命的な問題です。
2つ目は、交通事故(ロードキル)です。
夜間に道路を横断する際に車にはねられる事故が後を絶たず、毎年数頭が命を落としています。
3つ目は、外来種との競合や感染症のリスクです。
ノネコや野良猫との接触による感染症も深刻な問題となっています。
イリオモテヤマネコの絶滅危惧種対策
私たちにできること

イリオモテヤマネコを守るための取り組みは、行政・研究機関・地域住民・観光客が一体となって進めています。
私たちひとりひとりの行動も、保護につながる大切な一歩です。
行政・研究機関による保護活動
環境省では、イリオモテヤマネコのモニタリング調査や生態研究を継続的に実施しています。
道路へのスピード抑制標識の設置や、アンダーパス(動物が道路下を通れるトンネル)の整備など、交通事故防止のインフラ整備も進められています。
また、西表島自然保護官事務所を中心に、地域の小学校や観光事業者への啓発活動も積極的に行われています。
観光客としてできる具体的な行動
西表島を訪れる観光客にできることは、まず夜間の運転を控えることです。
イリオモテヤマネコは夜行性のため、夜間の道路横断が最も多く、制限速度を守りゆっくり走ることが事故防止につながります。
また、野生動物への餌やりや、むやみに森の中に立ち入ることも避けましょう。
ゴミのポイ捨てや、外来生物を島に持ち込むことも厳禁です。
西表島を訪れる前に知っておきたいルール
西表島は2021年に世界自然遺産に登録されたことで、入島に関するルールが整備されました。
一部エリアへの立ち入りには許可が必要な場合があり、ガイドなしでのジャングル奥地への単独入山は禁止されています。
ルールを守って自然と向き合うことが、西表島の希少な生き物を未来へつなぐことに直結します。
訪れる前にしっかりと確認しておきましょう。
西表島のジャングルで希少な生き物に
出会うトレッキングツアーのすすめ

西表島の豊かな自然をより深く体感したいなら、ジャングルトレッキングツアーへの参加がおすすめです。
専門ガイドと一緒に森の奥へ踏み込み、教科書では学べないリアルな自然と出会いましょう!
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ジャングルトレッキングで
見られる生き物たち
ガイドと歩くジャングルの中では、サキシマキノボリトカゲやカンムリワシ、マングローブ林に生きる無数の生き物たちと出会えるチャンスがあります。
運が良ければイリオモテヤマネコの足跡や痕跡を発見できることも!
普段は見過ごしてしまうような小さな命にも、ガイドが丁寧に解説してくれるので、自然の知識が深まりますよ。
初心者でも安心!
ガイド付きツアーの魅力
西表島のジャングルは、単独では立ち入れないエリアも多く、道に迷う危険性もあります。
地元の自然を知り尽くした専門ガイドが同行するツアーなら、安全に・安心して西表島の大自然を満喫できます。
環境への配慮もしっかりされているので、希少な生き物たちの生態を守りながら楽しめるのも大きな魅力です。
西表島の絶滅危惧種や固有種のことを学んだ今こそ、ぜひジャングルトレッキングツアーに参加してみてはいかがでしょうか?
西表島の絶滅危惧種に関する
よくある質問(FAQ)
まとめ

西表島には、イリオモテヤマネコをはじめとする絶滅危惧種・固有種・天然記念物が数多く生息しており、その豊かな生態系は世界自然遺産にも認められています。
希少な生き物たちを守るためには、訪れる私たち観光客の意識と行動がとても重要です。
ルールを守り、自然に敬意を払いながら西表島の大自然を楽しみましょう。
ジャングルトレッキングツアーに参加して、その魅力をぜひ全身で体感してみてください!
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